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新潟で後悔しない家づくりをするための資金計画ガイド|注文住宅はいくら必要?

新潟で後悔しない家づくりをするための資金計画ガイド|注文住宅はいくら必要?

新潟で注文住宅を建てるとき、多くの方が最初に気になるのが「総額はいくらかかるのか」「住宅ローンはどう選べばいいのか」という資金計画の部分です。

気候条件・土地の探し方・雪国特有の住宅性能など、新潟ならではの要素も多いため、
資金計画をしっかり立てることが、家づくり成功の第一歩 といえます。

この記事では、家づくりにかかる費用の内訳から、住宅ローンの考え方、新潟での予算の組み方までわかりやすく解説します。

新潟で家づくりにかかる費用の基本構造

新潟で注文住宅を建てる場合、費用は大きく以下の4つに分けられます。

  • 本体工事費
  • 付帯工事費(地盤調査・外構・造成など)
  • 設計費・申請費
  • 土地代
  • 諸費用(ローン手数料・火災保険・登記費用など)

いわゆる「建物価格」だけで判断してしまうと、実際の総額と大きく差が出てしまうため、総額でいくら必要なのかを最初に把握することが非常に重要 です。
雪国の新潟では、断熱等級6クラスの性能や耐雪仕様などが求められることもあり、他県と比べても“性能面への投資”を見越した資金計画が必要です。

新潟で多い価格帯の目安

地域や土地条件によって大きく変わりますが、
新潟エリアで多い注文住宅の総額は以下のようなイメージです。

  • 建物+付帯工事:3,000万〜4,000万円(断熱・気密・窓性能など高性能仕様によって変動)
  • 土地:600万〜1,200万円(エリアによる差が大きい)
  • 総額:3,600万〜5,200万円前後

新潟県内で注文住宅を建てる場合、土地条件や性能レベルによって総額は大きく変わりますが、一般的には 3,000万円〜3,500万円前後 がボリュームゾーンとされています。
ただし、新潟のように冬の寒さが厳しい地域では、断熱性能・耐久性・気密性・窓仕様などの「見えにくい部分」にしっかりコストをかける工務店も多く、高性能住宅を標準とする場合は、建物価格だけで3,500〜4,000万円前後になるケース もあります。
高性能化により初期費用は上がりますが、光熱費が抑えられる・家が長持ちするなど、長期的なコストメリットと住まい心地の向上につながるのが特徴です。

家づくりの資金計画でまず決めるべきこと

①「月々返せる金額」から逆算する

無理のない資金計画は、月額返済額 → 借入額 → 建物+土地予算の流れで決めていきます。
一般的には、
・手取りの20〜25%程度
・年間返済額が年収の25%以内
が無理のないラインとされています。

② 諸費用は「建物価格の7〜10%」を見ておく

住宅ローン手数料・登記費用・火災保険・引っ越し・家具
これらは見落としがちな費用です。

おおよそ建物価格の7〜10%を見ておくと安心です。

③ 予備費(100万〜200万円)は必ず確保

雪止め、外構、カーテン、造作家具など、建築中に追加したくなる項目はどうしても出てきます。
予備費を資金計画に組み込むことで、“最後にお金が足りない”という不安がなくなります。

新潟で土地を買う場合の注意点

雪国である新潟では、土地を選ぶ際に押さえておくべきポイントが他県よりも多く存在します。購入後の暮らしやすさだけでなく、建築費用や維持コストにも影響するため、慎重なチェックが欠かせません。

道路幅と除雪状況

冬の生活を大きく左右するのが「除雪」です。生活道路に除雪車が入る地域であっても、早朝に除雪されるのか、昼頃になるのか、雪が多い年でも安定して除雪されるのかといった“具体的な運用状況”を確認しておくと安心です。
また道路幅が狭いと除雪が入りにくく、車の出入りも困難になるため、実際に日中と夜間の両方を見に行くことをおすすめします。

日当たり

新潟の冬は日照時間が短く、曇天の日も多いため、土地選びでは特に日当たりが重要になります。南側が開けているか、隣家との距離は十分か、冬至の時期にどれくらい日が入るのかを確認しておくと、冬の室温や光の入り具合が大きく違います。
家の性能だけでなく、土地の条件そのものが“暮らしの暖かさ”に影響すると考えておきましょう。

地盤

新潟市は地域によって地盤の強さに差が大きく、地盤改良が必要となるケースも少なくありません。
地盤改良費は50〜150万円程度ですが、地盤の状況によってはそれ以上の費用が発生することもあります。購入前にハザードマップや過去の土地利用、近隣の改良事例を確認することで、予測しやすくなります。
地盤が良い土地は建物が長持ちし、将来のメンテナンスコストにも影響する重要なポイントです。

建築条件

建築条件付き土地は価格が魅力的に見えますが、選べる建築会社が限定されてしまいます。
設計の自由度が下がるだけでなく、断熱性能や間取りの提案力にも差が出やすいため、希望する家のスタイルやこだわりがある場合は特に注意が必要です。条件付きでも仕様や性能が合うなら問題ありませんが、自由設計を重視する場合は条件の内容をしっかり確認しておきましょう。

住宅ローンを選ぶときのポイント

住宅ローンは大きく以下の4種があります。

  • フラット35(全期間固定)
  • 都市銀行(変動・固定)
  • ネット銀行(低金利)
  • 地方銀行(柔軟性が高い)

地方銀行は柔軟・ネット銀行は低金利・都市銀行は条件付き・フラット35は安心 といった傾向があります。
土地+注文住宅の場合「つなぎ融資」が必要な銀行もあるため、「どの銀行が家づくりに向いているか」は早めに工務店と相談すると安心です。

家づくりの予算を効率よく使うコツ

① 性能は削らない

新潟は寒暖差が大きいため、断熱・気密・換気といった性能は快適性と光熱費の両方に影響します。性能は後から大きく改善しづらい部分なので、最初にしっかり投資しておくことで、冬でも暖かく、夏も蒸し暑さを感じにくい住まいになります。

② 内装より「間取り」が家の価値を決める

どんなに内装が整っていても、動線や採光が悪ければ暮らしにくさは残ります。内装は後から変えられますが、窓の位置や部屋の配置は簡単には変えられません。暮らしやすさを左右する“間取り”に重点を置くことで、日々のストレスが少ない住まいになります。

③ 外構の予算を確保しておく

外構は見た目だけでなく、生活動線や雪対策にも大きく関わります。玄関アプローチや駐車スペース、植栽が整うと毎日の使い勝手が向上します。終盤で予算不足になりがちな部分なので、早い段階から外構費用を計画に組み込んでおくことが大切です。

まとめ

新潟で注文住宅を建てるうえで、資金計画は間違いなく最も重要なステップです。
まずは総額の把握から始まり、無理のない月々返済額の設定、土地と建物の予算配分、どの住宅ローンを選ぶかといった金融面の判断、さらには雪国ならではの土地条件や外構費を考える必要があります。

こうしたポイントを順番に押さえることで、無理のない計画で、後悔のない家づくりへとつながります。

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