新潟市で理想の家づくり!初心者のためのステップアップガイド
こだわり派であれば、ゼロから始める家づくり。それを新潟市で始める方のための家づくりステップアップガイドです。
家づくりをしたい…という方はマイホームに夢と希望を持っている方ではないでしょうか。どのような家にしたい?将来設計はどうなの?先立つものはどれだけ必要?
いろいろな想いが交錯すると思います。その時点ですでに家づくりが始まっています。ここでは家づくりについてわかりやすく解説します。
目次
新潟市ってどんなところ?
まずは拠点となる新潟市です。新潟市にどのようなイメージがあるでしょうか。
新潟市は日本海側最大の人口を誇る都市です。人口は70万人を超えており、日本海側唯一の政令指定都市でもあります。
豪雪やお米のイメージがありますが、新潟市のほとんどは平野部で近隣と比べても降雪量が少なく、対岸にある佐渡島が豪雪から守っているといわれています。
また、ご飯がおいしいお米どころとしても有名です。
特筆すべきは東京に近いこと。新幹線が直通で走っていて約2時間です。逆に飛行機の直行便がないくらい近くて、その気になれば日帰りで東京観光などもできそうですよ。
地方のイメージですが、東京にも近くて住みやすい地方都市といえるでしょう。
初心者のための家づくり基本ステップ
家づくりに必要なのは資金です。先立つものがなければ始まりません。ひと頃は、資金なし=頭金ゼロでもローンが組める住宅ローンがありました。
ただし、総額が少ないことが条件となることが多く、家づくりを念頭においた注文住宅では難しいでしょう。
仮に頭金が少ないと月々の返済がかさむことや、ローン期間が長くなるので将来設計が硬直してしまいます。初心者の家づくりの基本ステップとしては、まず予算設定から始めたいところです。
計画と予算設定
一般的に家を全額キャッシュでポンと購入できる人は少ないでしょう。住宅控除などを考えるとお金があっても10年のローンを組んだほうがお得です。
とはいっても、10年の短期ローンを組める人は少数派でしょう。「計画と予算設定」といっても、できるだけ頭金を払ったほうがよいです。それでも、できるだけ月々の支払いを少なくする、かといってローン期間を長くしたら意味がありません。その場合、総支払額は考えたくもない金額になっているはずです。
また、できるだけ頭金を払って手持ち資金がまったくないという状況もリスク管理を考えると避けたいところです。
なかなか難しい決断ですが、できるだけ頭金を多く、ローン期間を短く、そして手持ち資金は残す、相反する状態ですが、ここはしっかり考えたいところです。
施工期間はどれくらい?
工事開始から引渡しまでです。土地を取得した更地の状態のときに地鎮祭を行うのが一般的です。そこから土台敷きなどの基礎工事が始まり、建方・上棟式を経て外壁・屋根・サッシ・電気工事・断熱や床下地などの仕上げ工事が行われます。この間のどこかのタイミングで中間検査が入ります。
クロスや床フローリング・タイル張り・建具工事・照明などの内装仕上げ工事を経て施工期間が終了です。
この間一般的に8ヵ月から15ヵ月程度です。まったくの新築であれば問題ありませんが、立て替えであれば住み家の確保が必要となります。
引渡しまでの道のり
建物が完成してから、竣工検査・物件の引渡し・融資の実行などさまざまな手続きを経て引渡し完了となります。オーナー側も住宅ができるのを随時見届ける楽しさがありますが、その間にできる手続きは済ませておきましょう。
以下の手続きが必要となります。
- 転出届
- 転入届
- マイナンバーカード・運転免許証などの住所変更
- 車庫証明の住所変更
- 銀行・クレカなどの住所変更
- 利用サービスの住所変更
- 電気・ガス・水道の利用開始
手続きについては期限があります。特に転出・転入届については14日以内に行ってください。ほかの手続きもできるだけ早く行う必要がありますが、そのときそのときに潰していけばいつのまにか完了しているでしょう。
夢のマイホーム
人生のなかでおそらく一番高い買い物になるのが家づくりです。一国一城の主になるといったら仰々しいですが、それなりに高揚感があるのも事実です。
マイホームはどういったものにするのか、一生住み続ける?繰り上げ返済して次の住み家へ移る?2世帯住宅にリノベーション?いろいろな人生設計も楽しいものです。
ここでは、夢のマイホームの具現化から土地と予算、さらには家づくりのサポートまでを解説します。
夢のマイホームの具現化
まずは、夢のマイホームの具現化です。見える化といってもよいでしょう。少々抽象的な言い回しですが、最初は、おぼろげなところから始まるものです。
書斎が欲しいとか子ども部屋は何部屋?将来は同居?などなどいろいろな考えが交錯します。将来設計によって家の規模や土地の広さなども決まってくるでしょう。予算との兼ね合いもあるので場所もしっかりと考えなくてはいけません。
まずは、何を優先するのかを考えましょう。
土地と予算の確保
悩ましいのは予算の確保です。お金が貯まるのを待っていたら家づくりがどんどん遠のいていきます。一方で手持ち資金が少ないのに無理して住宅ローンを組むと後の生活が大変です。
土地との兼ね合いもあります。不便な場所に土地を用意しても先々で後悔しそうです。駅近であれば地価も高くなります。どこかで妥協しなくてはいけない部分ですが、ここが最初の大きな決断となります。
家の規模と土地、場所と予算など決めるべきところはしっかり決めなくてはいけません。
専門家のサポート
自分であれこれ考えても、しょせんは素人考えになってしまいます。こんなふうな間取りとか、部屋の配置はこうしたいと提案しても、プロの目から見てダメ出しをくらうケースも少なくありません。
専門家は長年の経験からベストな提案をしてくれます。特に動線については専門家の指示に従ったほうが間違いがないでしょう。
実際に住んでみて使い勝手が悪く、生活しづらいということで後悔先に立たずということになってしまいます。
自分の希望も大切ですが、専門家の声にしっかりと耳を傾けるようにしましょう。
予算管理はどうしたらいい
注文住宅ってどれくらいお金がかかるのでしょうか。分譲住宅よりもお金がかかるのはわかるけど、実際どれくらいお金がかかるのか知りたい。そういった声は少なくありません。
分譲住宅も場所や素材、規模などによってかなり高額になることがあります。予算の決め方は自分自身の収入、さらには将来的な収入も考えなくてはいけません。それは予算=収入だからです。
もちろん自分自身の収入だけではなく、世帯収入が見込めるのであればそれに越したことはありません。
いずれにしても、予算は多ければ多いほどよいでしょう。
予算設定と資金計画
もっとも大切なのが予算設定と資金計画です。いくら頭金を払うのか、月々の支払いはどうしたらよいのか、ボーナス払いは?いろいろなことを考えなくてはいけません。そのときの景気に左右されるので、ボーナスも必ずあるとはいえないのがつらいところです。
できるだけ頭金を多くしたいところですが、注文住宅の場合は100%満足していても後々リノベーションの欲求に駆られることが少なくないようです。そのため、先々の予算も残しておきたいものです。なによりも月々の支払いが汲々としている場合は、ほかに余力がなくなるので何か急な入り用があったときに困ってしまいます。
コストの見積もりと調整
予算が限られている、月々の支払いを楽にしたい、ローン期間を短くしたい、そう思ったときはどうしたらよいのでしょうか。まずは、コストを抑えることを考えます。すべての要望をかなえたら理想的な家づくりができるかもしれません。
しかし、それによって多くのコストがかかって支払いに追われ、ギリギリの生活をするようでは人生が楽しくありません。土地の購入費用、建築費用、内装費用、外構費用など、すべてのコストを細かく見積もって、それぞれの項目ごとに予算配分をする。提出された見積もりを何度も見直して、コストオーバーにならないように調整するようにしましょう。
継続的な予算管理
長い人生何が起こるかわかりません。不測の事態に備えるためにも余裕のある予算管理が必要です。家づくりの際に予算も気になりますが、予算設定をしっかり行って後悔のないようにしましょう。
そのため、ある程度妥協しながらも要望を満たし、住宅ローンの支払いなど予算の管理をしっかり行っていくことが大切です。人生のなかで住宅ローンの支払いにだけ気を配るわけにはいきません。病気や災害、子どもの教育費、老後のことも考えなくてはいけません。住宅ローンの借り換えや繰り上げ返済など、できるだけ早いローンの完済も考えましょう。
家づくりのデザインは自由自在
家づくりの醍醐味は自分好みの家をつくるということです。純和風にするのかロッジ風のログハウスにするのか、前衛的なモダンタイプにするのか、さらには機能性重視の家にするのか夢は膨らみます。
いろいろなアイデアを出して、設計を依頼します。ただし、素人考えの間取りは専門家から却下されることも少なくないようです。
そこは経験豊富な専門家にまかせたほうがよいでしょう。
ここでは、自分のアイデア=インスピレーションからプロの意見を聞き、最終的なデザインプランを決めるまでを解説します。
住みやすさを大切に
注文住宅の家づくりはオーナーがすべてを決めます。注文住宅には間取りやデザインが決まっているわけではありません。オーナーの望むとおり自由なデザインでの家づくりが可能です。
こんなふうにしたい、あんなふうな家に住みたいといった想いが現実のものとなります。一方で、自由度が高いと逆に考えることが多くなってしまいます。
細かなところはおいておいて、インスピレーションを大切にし、なおかつ譲れない部分はしっかり主張するスタイルがおすすめです。
専門家の意見を取り入れる
設計士、建築デザイナーなどさまざまな呼び名がありますが、専門家の意見をよく聞いておきましょう。間取りやデザインのアイデアを提案します。
経験に裏打ちされた専門家のアドバイスを取り入れて、より完成度の高い家づくりを目指します。動線を取り入れた住みやすさ、空気の流れ、コンセントの位置など専門家は細かいところまで気を配った家づくりを提案してくれるでしょう。
デザインプランを作成
オーナーの考えや想いをデザイナーに伝えることで、デザイナーや設計士が具体的な間取り図や設計図を作成します。部屋のレイアウトでは実際に家具を置いたときのイメージ図などもCGを使ってより具体的な表現が可能です。
デザインプランの時点で、家のレイアウトや間取り、生活空間などがより鮮明に提案されるので、実際にできあがったあとの生活をイメージできます。もちろん、この時点では設計の状態ですから、微調整が可能ですし大幅な変更にも対応できます。
家づくりで失敗しないための対策
家づくり=注文住宅はとても大きな買い物です。初心者にとって大変なことでしょう。とはいっても、人生最大の出来事では誰もが皆初心者なのです。
おそらく後悔したくないので、慎重になりすぎて安全性の高い方向に走りがちです。しかし、奇をてらうよりもオーソドックスなほうが見栄えよくなるから不思議なものです。
注文住宅だから思うとおりの家づくりができる、しかしすべてが思いどおりになるわけではないということも覚えておきましょう。
ここでは、家づくりで失敗しないための対策を解説します。
十分なリサーチと準備
実際に住んでみることで、ここはこうしておけばよかった、ということも出てきます。完成した後では変更が難しく、そこは目を瞑って我慢するしかありません。
そのため、できるだけ事前のリサーチと準備が大切になってきます。後で後悔する主なものが以下のとおりです。
- 収納スペースが足りない
- 空調効率が悪い
- コンセントが足りない
- 窓の位置や大きさ
- 乾燥機の設置
収納力が高くてもすぐに飽和状態になって足りなくなります。収納については余分なものは捨てる、断捨離を実行するなどで対処しましょう。空調効率は、広い部屋や吹き抜けなどが主流になっている昨今の住宅事情では悩ましい部分です。事前の解決方法としては、窓・屋根・外壁・床などの断熱性をあげる必要があります。換気は流行りの「熱交換式タイプ」がおすすめです。
専門家との密なコミュニケーション
家づくりにはさまざまな業者・専門家が介在します。注文住宅では多くの場合、全体をコーディネートする専門家がおかれます。コミュニケーションを密にするには、一気通貫で進めてくれる業者に家づくりを依頼するようにしましょう。
そして、風通しよく密なコミュニケーションができる関係性を構築します。オーナーの考えをはっきり伝えることで、想いを汲み取って適切な家づくりを提案してくれるでしょう。
以下の点を重視してみてください。
- 段取り上手
- 博識・経験豊富
- 人脈が豊富
スタートすると業者の変更は困難です。事前の周囲の評判などを参考にしてよりよい業者選びを行いましょう。お互いの理解を深めることで、誤解や些細なミスを防ぐことができます。
現場チェックと進行状況の確認
自分の家ですから、施工に入った家づくりも定期的に現場を訪れて進行状況を確認しましょう。思ったことと違うようなことがあれば改善が可能なケースも少なくありません。
問題が発生した場合は早めに対処することが肝心です。なによりも自分がオーナーなのですから、いうべきことはいって、指摘して後で後悔しないようにしましょう。
そういったことが気軽にいえる雰囲気づくりが大切です。
まとめ
新潟市での家づくりは大きな挑戦です。もちろん誰もが初心者です。何度でも挑戦できる人はごく少数です。そのため、しっかりとした準備が大切で、信頼のおける専門家のサポートを受けるようにしましょう。
注文住宅の家づくりですから、基本のたたき台を考えるのはオーナーです。まさに家づくりの醍醐味です。
自分の夢を具現化し、どんどん実体化していく様子を見るのはまさに人生において至高の時間だと思います。
質問や困ったこと、感じたことがあればいつでも専門家に相談するようにしてください。